マイルチャンピオンシップ
天皇賞(秋)において、実に2年半ぶりにG1制覇を成し遂げたダイワメジャー。
喉鳴りという持病も克服し、06年の秋は3連勝と遂に本物の勢いに乗った。
ここを勝てば、ニッポーテイオー以来19年ぶりの天皇賞、マイルCS連覇がかかる。
ライバルは同期のクラシックマイル女王ダンスインザムードと、欧州一流マイラー。
しかし、その2頭も満を持して充実を迎えたメジャーには敵わなかった。
欧州一流マイラー・コートマスターピースは幅群であえぎ、
直線で粘り込むメジャーにマイル女王は勝ちパターンの強烈な差し足を決めるが、
メジャーは驚異の2枚腰。本当に強い競馬で、このレースを制したのであった。
ディープの春天が、差しの爽快さを具現化したレースなら、
こちらは、先行粘り込みの力強さを具現化したレースだった。
まぁ、しかし、この04世代のクラシック同期生は本当に強い。
菊花賞馬デルタブルースが、長距離レースの金字塔メルボルンカップを楽勝。
秋華賞馬スープトウショウは去年から女王として君臨。
ダンスインザムードもG1ヴィクトリアマイルを勝利し秋は毎年牡馬と互角。
ダービー2着ハーツクライはドバイと英国で世界の名馬に肩を並べ、
皐月賞2着のコスモバルクもシンガポール航空を勝利。
なんなんだ、こいつらは。
クラシックで活躍し、中一年空けての活躍…無事是名馬。なるほどなぁ。